カーラッピングコラム Vinyl Wrap Column

ラッピングカーのフィルムの製造方法 ラッピングフィルムには、「カレンダー製法」と「キャスト製法」という2種類の製造方法があります。 キャスト製法とは キャスト製法は、厳密な制御の元で成膜された高品質なフィルムです。粒状の硬質な塩ビを可塑剤へ入れて溶かし、それを特殊なフィルムの上に流し込んで平らにします。その後、熱風乾燥機を通過させると可塑剤が揮発。最終的に薄い膜状のフィルムが残るというのが一連の製造工程です。 仕上がりが非常に薄いのが特徴です。また、カレンダー製法と異なり、圧力をかけながら製造されないため縮みなどがなく、寸法安定性に優れています。   カレンダー製法とは カレンダー製法の元になるのはキャスト製法同様、粒状になった硬質の塩ビです。違いは、可塑剤はかけるだけであり、軟化した状態でロール状の棒を使い圧力によって薄く製膜される点にあります。 低コストで大量製造に向いているのが大きな特徴です。ただし、貼付後に縮みやすいという点は、ラッピングカー施工においてデメリットとも言えるでしょう。これは圧力によって薄くのばされていることが原因で、塩ビの持つ復元力によって縮みが起こるのです。しかし、適度な厚みがあるので、作業性自体は悪くありません。貼った後の縮み幅を計算して施工すればよいと思います。

ラッピングフィルムのさまざまな活用法  ラッピングフィルムを用いた広告手法として有名なラッピングカー。しかし、ラッピングフィルムの可能性は車両への貼付に留まりません。今回は、実にさまざまな場面で活躍するラッピングフィルムのさまざまな広告活用方をご紹介します。   ウィンドウグラフィックス ウィンドウラッピングとは、窓ガラスにラッピングフィルムを貼り付けるタイプの広告のことです。道行く人にアピールができるほか、室内の目隠し効果にもなります。また、店舗やオフィスの雰囲気づくりにも活用できます。   フロア(床面)マインダー 屋外路面や、屋内外の歩道に施工するラッピングフィルム広告にことをさします。歴史はまだ浅いものの、「床広告」という新たな手法であることが注目を集めています。 ポイントは一般的な看板広告に比べて費用が安いことです。ただし、インパクトの部分では決して劣りませんし、認知性も十分あります。コストパフォーマンスにすぐれた広告手法として、今後の普及に期待が高まっています。   壁面ラッピング 壁面にラッピングフィルムを直接貼り付けるタイプの広告です。近年では、駅構内などで見かけることも多くなりました。一般的な看板広告に比べると、掲載場所の自由度が高いという点が魅力です。 シャッターラッピング 営業時間外や休業日に占められているシャッターに対してラッピングフィルムを貼り付けるラッピング活用方です。お店を閉めているときでも、道行く人たちに店舗をアピールできます。

欧米各国に比べ、普及に遅れをとる日本のカーラッピング市場。一方で最近ではB(施工店)toB(車版)toC(ユーザー)という新たなチャネルが広がりつつあるという。 ディーラーがラッピングの入り口に  近年では欧米に続き、輸入車を中心に新たなカーラッピングのチャネルが日本でも広がりつつあります。それが「ディーラー」です。元々海外では、顧客がオーダーするよりも前に車両在庫を抱えるシステムが主流で、簡単にボディカラーを変更できるラッピングは、セールス上大きな武器となっています。そうした“売り方”を知っている輸入車系を中心に、国内でも顧客ニーズに応える1つの手段としてラッピングが広がってきています。 品質の担保がシーン拡大に不可欠  この「ディーラー経由」という新たなチャネルが広がる上で、重要になるのが「品質」を誰がどのように担保するか、ということです。「ラッピングは塗装を傷めずに元に戻せる」のが大前提な一方で、多くの施工店やディーラーがフィルムの性質や施工車両の流通事情を把握せず、また説明もしません。ただ、ユーザーからしたら、ディーラーもメーカーも変わらないので、愛車に何か問題があった場合は車両・施工・フィルムのどこに原因・責任があるかを問います。ディーラーでのラッピング販売が増え、施工車両の流通台数が増えれば、その傾向はより顕著になるでしょう。 マットからグロスへ移ろうトレンド  多くのユーザーは、フィルムは全て一緒だと思っていますが、看板用や自動車用など用途で性質は異なり、メーカーによっても各特性があります。  いずれにしても、施工店は施工の技術や設備環境はもちろん、使用するフィルムの品質を理解して見極め、ディーラーのような販売チャネルに対しても的確に説明・提示する。ラッピングのさらなる普及には、我々施工店も品質担保の一役を担うことが大切でしょう。

ボディに特殊フィルムを貼るカーラッピング。手軽にドレスアップできることから、人気を集めています。ユニクの個性を発揮できるカーラッピングカーラッピングとは、文字通り特殊フィルムで車を『包む』こと。以前なら、ボディカラーを変えるために再塗装しか方法がありませんでした。しかし、再塗装は本来の塗装を落とさなければなりません。元の色に戻すために再塗装が必要です。一方カーラッピングは、塗装を落とすことなく全体のカラーを変えられるのが大きな特徴です。ステッカーやシールとの違いは、その素材と技術です。薄くて軽い特殊フィルムの裏には熱に反応する粘着剤あります。 ボディに合わせた後、ヒートガンで圧着させます。また特殊フィルムにエア抜きの溝が入っているので、ぴったり張り付くわけです。カーラッピングは主に3タイプあります。ボディ全体への施工がフルラッピング。ドアノブやミラーといった細部に及ぶので統一感や高級感を演出できます。ボンネットやトランクなどボディの一部に施工するのが、パーツラッピング。比較的安い費用で個性を発揮できます。そして、キャラクターなどのデザインが目を引く「痛車」でおなじみのデザインラッピングです。 最近ではレースカーやバス、電車の広告にも使われています。好きなデザインをオーダーできますが、費用は高くなります。特殊フィルムはいろいろな種類のプリントが可能です。自分好みのパターンを選べば、ユニクの個性的な1台になるのは、間違いありません。 DIYでやるのは手間とコツが必要カーラッピングは、最近ではDIY用に特殊フィルムや道具類が販売されています。DIYで作業すれば費用は安く上がります。しかし各種の道具を用意しなければならず、作業工程はかなり複雑で、しかもノーハウが必要です。最初に失敗しがちなのが下地処理。ボディにワックスなどの油分が付着していると、粘着剤の効果が薄くなります。洗車後、脱脂スプレーで油分を落とさなければなりません。屋外で作業する場合では、風のない日が鉄則です。風で舞い上がったホコリがボディにくっつくと、除去を繰り返すことになります。また特殊フィルムが風に煽られると、正確な位置に合わせることができません。ボンネットやルーフなど広い面積に貼る場合、自分1人ではほぼ不可能です。手先がよほど器用でない限り、プロの施工に任せた方がおすすめです。DIYで仕上げたいという方は、ドアミラーなど小さなパーツから試してみましょう。 耐久性は高品質の特殊フィルムで約3年本来の塗装を変えずにボディのカラーを変えられるのは大きなメリットです。ラッピングに飽きてきたら、剥がしてしまえば元のボディカラーに戻ります。ただし、剥がす作業も貼る時と同様、手間とコツが必要です。ステッカーやシールのつもりで剥がそうとすると、ボディに粘着剤が残ってしまいます。これを除去するのが大変な作業になります。 カーシャンプーの洗車だけでは落ちません。なるべく粘着剤を残さないように、ゆっくりと温めながら剥がすのがコツです。剥がす際もプロに頼んだ方が無難でしょう。なお、カーラッピングの耐久性は約3年です。つまり3年経ったら、剥がさなければならない時が来ることになります。 もちろん、3年経過したからといって必ず剥がさなければならないわけではありません。しかし、特殊フィルムは紫外線に弱いウィークポイントを持っています。せっかくのデザイン、色落ちしてしまったら見栄えも悪くなります。ちなみに約3年という寿命は、高品質の特殊フィルムが基準です。品質が劣る特殊フィルムはさらに耐久性が短くなります。 カーコーティングを併用するメリット特殊フィルムは、塗装に比べて表面が柔らかいこともデメリットです。小さな擦り傷でも剥離する場合があります。したがって洗車は手洗いが原則です。世界で1台だけのデザインで、気を使うのは当たり前です。そのように思える人であれば愛車も喜ぶでしょう。硬い被膜は擦り傷や紫外線による色褪せなどからカーラッピングを保護できます。汚れにも強く、普段の洗車はカンタンな水洗いだけです。しつこい水垢やウォータースポットも、カーシャンプーを使ってゴシゴシ落とせます。特殊フィルムに神経を使う必要がないのは大きな魅力!

気軽に車のイメージチェンジを楽しめるのがカーラッピングで、純正品にはないカラーや質感を楽しむことが可能です。 愛車のイメージを変えることで所有欲を満すことができ、車好きにとって非常に魅力的な施工といえるでしょう。 ラッピングは塗装より自由度の高い施工が可能なため、塗装では実現できない質感を求める方にもおすすめです。   塗装以外で車のカラーを変えられる 昔は車のボディカラーを変更するためには塗装という方法しかありませんでした。 現在はフィルムシートを貼るカーラッピングという方法が流行しています。 コンピューターで施工するため、デザインの自由度が高く、細部まで綺麗に仕上げることができます。 メーカー純正ではないカラーにも対応できるので、自分だけの一台が実現するでしょう。 愛車になんとなく飽きてしまった時に、イメージチェンジの意味でカーラッピングをされる方もいます。 外観がピカピカになるので新車に乗り換えたような気分になったという声も聞かれます。 カラーを変えるだけで、別の車になったと感じるほどイメージは変わるものです。 カーラッピングは塗装に比べて価格が高く、50~80万円程度の費用がかかるのが相場ですが、自由に剥がすことができるメリットは大きいです。 また耐久性は3年程度と長くはありませんが、自由にカラーを変えられる魅力は絶大でしょう。 ラッピングの費用は高級車になるほどお得感があり、気分によってカラーを変えるのも面白いです。 カーボン調やレザー調のデザインにすることもできるなど、カラー以上に質感にこだわりを反映できるのも特徴といえるでしょう。 経年劣化の影響を受けないのでおすすめ 車のカラーリングを奇抜なカラーに変えてしまうと、査定時に影響することは少なくありません。 自分にとって最高の車が世間一般に受け入れられるとは限らないわけです。 同じ車でもカラーによって査定額が変わることは多々あるので、純正にはないカラー塗装をしてしまうと査定時に大幅に値が下がってしまう可能性があります。 カーラッピングをおすすめする理由に、剥がしてから査定に出せる点があります。 剥がしてしまえば元のカラーになりますから、査定額を下げずに済むといえます。 塗装の費用はカーラッピングより安価ですが、ひとたび全塗装をした車は価値が激減する傾向があります。 家屋の例では、屋根塗装や外壁塗装をすることで資産価値を高めることができますが、車の場合はそうはいきません。 自分の好きなカラーに変えたことがきっかけで、売却時の価格が下がってしまうケースがあります。 カーラッピングだと経年劣化の影響はなく、いつでも剥がすことができるので車の資産価値には影響しません。 施工費用は塗装より高額ですが、売却時の査定まで含めて考えるとお得になることが少なくないでしょう。 さまざまな質感を楽しめるのが魅力 カーラッピングをおすすめする理由には、さまざまな質感を実現できることがあります。 カーボン調やレザー調など、塗装では実現困難な質感を生み出せるのは大きな魅力です。 塗装よりもカラーと質感の自由度が高いため、人目をひくような外観に変えることができます。 実際にラッピング施工をすることで、愛車への愛着が大幅にアップしたという声はよく聞かれています。 車にこだわりのある人は、ほかにはない自分だけのオリジナルを追求するため、自分だけの車だと思えることが所有欲・満足感を満たしてくれるわけです。 ラッピングなら塗装より豊富なカラーから選択できますから、3年サイクルで施工を受けるのもアリでしょう。 耐用年数は一般的に3年程度なので、そのたびに変えるのも面白いといえます。...

 フィルムを貼る前の準備 準備: Teckwrapの貼る部分をクリーニングします。 特にTeckwrapの巻きつく端(ボンネットの裏面や フェンダーアーチ裏側)の 部分のグリス・汚れ等は忘れがちなので気をつけてください。 Teckwrapの剥がれの原因になります。 ワックスやシーラントを取り除く必要はありません。   フィルムの貼付け作業 水貼りでの貼り付け作業(1人での作業に適しています): 施工したい大きさにフィルムをカットし、貼付け部分周辺に水をスプレーします。 Teckwrapのライナー(裏紙)を剥がし、貼付ける部分にTeckwrapを載せます。 濡れているためTeckwrapを滑らせて希望の位置にフィルムを移動させます。   カードスキージにフエルトまたはスエード生地を巻いたものを使用して、フィルム 表面にカードスキージを押し当てて、水と・空気を抜きます。   Teckwrapは、必要に応じて再度持ち上げて、位置の調整をやり直すことが、 出来ます。バンパーやボンネットの曲面部分は、フィルムを持ち上げ曲面に合わせ フィルムを伸ばしたりして調整しながら施工してください。   ドライでの貼り付け作業(2人での作業に適しています): 施工したい大きさにフィルムをカットします。 Teckwrapのライナー(裏紙)を剥がし、両端それぞれからフィルムを引っ張り ながらTeckwrapを押し下げながら、手やカードスキージ等で (カードスキージにフエルトまたはスエード生地を巻いたもの)押し付けます。   Teckwrapは、必要に応じて再度持ち上げて、位置の調整をやり直すことが、 出来ます。バンパーやボンネットの曲面部分は、フィルムを持ち上げ曲面に合わせ フィルムを伸ばしたりして調整しながら施工してください。   CONGRATULATIONS! あなたのクルマは完全に保護されました。 Teckwrapは、サーキット走行、ジムカーナ、ダートラ、自走での配送、 牽引時などの、さまざまな用途に使用できます。 Teckwrap™をお選びいただきありがとうございます。     フィルムの剥がし作業...